別荘を購入するなら管理体制も重要になる

別荘生活

別荘を購入する際に気をつけたいことがらはさまざまですが、管理体制も重要な観点のひとつです。管理体制がしっかりした物件を選ぶことで、安心して快適な滞在を楽しむことができます。

管理体制がしっかりした別荘地のメリット

別荘の購入には多額の資金が必要であり、管理体制がしっかりしている別荘地の場合、いきおい管理費のような固定的な経費が増えがちです。このため管理費のなるべく少ないところ、つまりは管理体制が脆弱な別荘地を選んでしまいがちですが、もしも資金的な余裕があるのであれば、お金を払ってでも現地の管理体制がしっかりした別荘地を選んだほうがよい場合もあります。

たとえば、管理体制がしっかりした別荘地には、次のようなメリットがあります。

セキュリティが充実している

軽井沢や那須のような有名な別荘地では、別荘の所有者を会員としてあらかじめ登録し、入口で会員証を提示するセキュリティチェックが行われていることがあります。もちろん入口にはゲートがあり、部外者が立ち入ることはできません。このようにセキュリティがしっかりしているため、安全に滞在することができます。

清掃や維持管理が行き届いている

多くの別荘地では、道路や公園、レクリエーション施設が開発会社の名義で登記されており、個別区画の土地や建物の所有者は、道路整備負担金や水道設備負担金などの費用を負担するほか、年ごとに利用料も徴収されています。

しかし、こうした経費を活用して、管理会社ではごみの回収や街路の補修、空き地の清掃などを行っているため、滞在中に不便を感じることが少ないです。

自主管理物件の不安とは

別荘地の管理はなにも管理会社のような組織だけがその主体になるとは限りません。「自主管理物件」として、オーナーが集まって自治会を組織して管理の主体となることもあれば、まったく個別のオーナー自身の管理に任されている場合もあります。

自治会が管理会社なみの管理スキルをもっていればよいのですが、そうでない場合は道路や街灯、水路などのインフラが適切に管理されず、景観が荒れる恐れがあります。

また、実は管理会社が倒産してしまったためにやむなく「自主管理物件」となっているケースもあり、この場合には公共施設の管理をいったい誰が行うかがあいまいで、結果としてまったく管理がされなくなってしまっていることがあり、リスクが大きいといえます。

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