別荘地の生活インフラと負担金について
別荘購入に当たっては、現地での生活が可能なさまざまなインフラが整備されているかどうかについて、まず確認する必要があります。もしもインフラが整備されている場合であっても、その利便性に見合った対価を支払う可能性があることは同時に考慮すべきです。
別荘地のインフラ整備と負担金
別荘を購入しようとする際には、土地や建物そのものの価格だけでなく、維持管理にかかる費用も考慮する必要があります。
別荘地は山林や原野を切り開いてつくられたもので、道路や水道といったインフラ整備も、地元の市町村ではなく開発会社（デベロッパー）が負担しています。
もちろん、開発会社も開発費用を回収しなければなりませんので、別荘地の購入者から道路維持管理負担金などの一時金を徴収するケースがほとんどです。これらの負担金は、場合によっては数十万円から百数十万円もの高額になります。
インフラ整備の費用には、道路維持管理負担金のほか、温泉整備負担金なども代表的です。これらの費用は土地や建物の価格とは別に徴収されるため、購入時には予算に計上する必要があります。
公営水道や公道が整備された別荘地もある
別荘地のなかには、公営水道や公道が整備されているものも存在します。これらの物件は、管理負担が少なくなる可能性が高いため、別荘の維持費用を抑えたい購入者にとって魅力的です。通常は不動産会社のチラシや店頭の物件情報にその旨が明記されています。
インフラ費用を考慮せずに別荘を購入すると
インフラ整備の費用を考慮せずに別荘を購入すると、購入後に思わぬ出費がかさみ、金銭的に別荘を保有することが困難になる可能性があります。その結果、別荘を手放さなければならない事態に陥ることもあるため、事前にしっかりと費用を見積もることが重要です。