別荘管理費の金額に影響を与える要素は
別荘を取得する場合、まず分譲地を選び、その後に建物を建てるのが一般的ですが、建売や中古物件を購入するケースもあります。中古物件や建売の場合、土地と建物がセットで販売されています。このような別荘には毎年管理費がかかるのがふつうです。この管理費は、利用形態によって金額が異なることも多いようです。
別荘と管理費
別荘は日常的な居宅とは異なり、一時的な余暇やレクリエーションのために短期間滞在することを前提としています。こうした特性があることから、衛生や防犯の観点から、別荘の場合には日常的な管理を現地の管理会社に委託することが一般的です。これには、個別の敷地内の草刈りやごみ搬出などが含まれますが、そのほかにも、分譲地全体の水道や私道の維持運営、防犯見回り、ごみ収集などの共益費的な管理費がかかる可能性もあります。このため、有名な別荘地では管理費のトータルの金額が毎月数十万円レベルになることも珍しくありません。
管理費の金額に影響を与える要素は
管理費は利用形態により変動し、たとえば、土地を更地のままで保有している場合は安く、建物を建てると金額が上乗せされるのがふつうです。また、定住する場合には、シーズン利用者よりも高くなることがあります。土地の面積も影響し、面積が広いほど管理費が高くなります。なお、傾斜地に別荘を建てる場合、登記簿上の面積が広いことが多く、そのため実際に建物の敷地として使用している面積に比べて、管理費が高くなるケースがあり、注意が必要です。