山と海、どちらの別荘を選ぶか
別荘は非日常を楽しむというコンセプトから、その立地により大きく山間部と臨海部とに分かれます。特に、標高の高い山奥や海沿いなどに建てられている場合には、季節による自然環境の影響が大きいので、事前に確認しておくことが大切です。
山奥にある別荘の問題とは
山奥にある別荘では、冬場の積雪のために建物が物理的に使用できなくなることがあります。また、別荘に至る途中の道路の除雪が不十分だったり、道が凍結してアクセスが困難になることも問題です。さらに、水道管が凍結して水が使えなくなり、滞在生活が成り立たなくなるケースもあります。
海沿いの別荘の問題とは
海沿いに建てられた別荘では、台風によって屋根や窓、戸などの補強が不十分な箇所にダメージが及ぶおそれがあります。また、潮風による家屋の柱やガレージなどの部分の劣化も早く、これも海沿いならではの問題の一つです。
別荘購入前に確認しておくべきことは
山・海のどちらであっても、別荘には立地にともなうリスクがつきまといます。まずは、不動産会社や売主に対して、季節ごとにどのような問題が発生するかを質問し、十分に確認しておくことが重要です。特に、冬場の積雪や凍結、台風シーズンの強風など、購入予定の別荘が季節に応じた制約を受ける可能性については、詳細な情報を収集しておくべきです。
別荘は天候のおだやかな初夏には快適に利用できたとしても、冬や台風シーズンにはその利用が制約されることがあります。こうした問題を事前に理解し、年間を通じて快適に過ごせるかどうかを把握することで、別荘購入にともなう無用なトラブルを避けることができます。