別荘に忍び寄るネズミの被害とは

こわいネズミ 暮らし
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ネズミが別荘内部に侵入すると、さまざまな被害を引き起こします。特にクマネズミは高所を好み、天井裏や壁の中に住みつきやすいため、被害に気づきにくいことがありますが、放置してしまうと被害が拡大して重大な事態を招いてしまうことも少なくありません。

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ネズミによる建物や家財の破損

ネズミは一生にわたって伸び続ける前歯を削るため、あらゆるものをかじります。
特に建材の破損は家そのものの寿命を縮めることにもなりますので、深刻な問題として考えなければなりません。

壁の内部や天井裏に敷き詰められた断熱材は、ネズミにとっては巣作りに利用するかっこうの材料となります。このため頑丈な歯で食い破られてボロボロになり、外界からの熱をさえぎるという本来の役目を果たすことができなくなります。

柱などの木材や石膏ボードも同様で、かじって穴を開けてしまうことがあります。こうして大きくなった隙間から、他のネズミも侵入しやすくなります。

もしもネズミの行動範囲が天井裏や壁の間にとどまらず、室内にまで達してしまっている場合には、押入れやタンスに収納していた衣類や布団などもネズミにかじられて、使い物にならなくなってしまう被害が懸念されます。

巣作りへの執着の強さ

ネズミのなかには天井裏などの気に入った場所を選んで巣作りをはじめるものがあります。
実際に観察してみたところ、木くずや断熱材など、巣材になりそうなものを1つずつ運び込んでおり、30分、1時間と延々と巣を構築する姿には、もはや職人のような執念すら感じます。

もちろん巣材は天井裏にあるものでまかなうため、たとえば次のようなものがターゲットとなります。事例を見れば、建物や家財のどのようなところがネズミに目をつけられやすいのかをうかがい知ることができます。

木くずやベニア、石膏ボードの破片
電気ケーブルをたばねる絶縁テープの切れ端
断熱材(グラスウールなど)の切れ端

電気配線の破損と火災の危険

かじられた電気ケーブル

ネズミが電気コードをかじるとショートしてしまい、火災の原因となることがあります。実際に、ネズミが原因で起こる火災事故の報告も少なからずみられます。特に天井裏や壁の間などには無数のコードが配線されていますので、かじられるとやっかいです。修復をするにも作業スペースが限定されており、技術的な観点からも電気工事士のような有資格者に依頼をしなければなりません。

最近では個人の自宅であっても天井裏にLANケーブルを配線するケースが増えてきました。この場合、ネズミにケーブルをかじられて、インターネットをにつながらないなどの障害が発生する可能性があります。

衛生面での被害

料理

ネズミの種類によって食性は異なりますが、家屋に多く出没するクマネズミの場合、穀物や果実などを好み、雑食性であるといいます。そのため、食卓に出没すれば料理を食べ散らかすおそれがありますし、保管していても薄いビニール袋などはかんたんに破ってしまいます。

また、人間の食べ物だけではなく、犬・猫・鳥などのペット用のエサも同時に狙われますし、ペット用の水を飲むこともあり得ます。

ネズミはところかまわず移動するため、食中毒の原因であるサルモネラ菌などを媒介し、食品を汚染してしまうことがあるため、衛生面からはネズミが手を付けた食品はもはや食べられないものと思ったほうがよいでしょう。

ほかにも、ネズミの体毛にはダニやノミがつきやすいため、人間の皮膚炎やアレルギーの原因になることもあります。

騒音による安眠妨害

ネズミたち

ネズミはふだんはおとなしいものの、深夜になると活発に活動をはじめます。天井裏や壁の中をネズミが走り回る音で眠れなくなることも少なくはないはずです。ネズミが繁殖して個体数が増えれば争いが発生し、より大きな騒音が生まれます。

特に、巣作りに夢中のネズミは、エサとなる食べ物への関心が一時的に薄れるようで、おいしいエサをぶら下げたわなを設置しても、ほとんどわなに引っかかりません。天井裏で「カリカリ」「ドタドタ」という音が騒がしく聞こえるのに、いっこうにネズミを捕獲できず、もどかしい思いをします。

1匹のネズミが何十匹にも増殖

恐ろしいことに、巣が完成すると、そこでネズミの大繁殖が始まります。
クマネズミなどは、年に数回出産し、1回の出産で5〜10匹の子を産むこともあるといわれます。
最初は1匹だったものが、気付いたころには数十匹の大家族になって拡散し、家中の至るところでネズミが走り回る騒音が聞こえるようになります。

ねずみ算
1匹が2匹、2匹が4匹、4匹が8匹、8匹が16匹……と倍々に増えるのがネズミ算です。
ネズミを放置するとリアルでこのような「ネズミ算」が発生してしまいます。

まとめ

かじるネズミ

ネズミによる被害はいろいろですが、主なものとして、建物や家財の損傷、電気ケーブルをかじることによる火災やインターネットを接続不良、病気の媒介などの衛生面での影響、騒音による安眠妨害などが挙げられます。

ネズミ被害は放置すると深刻化するため、早めの対策が重要です。特に、巣作りをするネズミはきわめてやっかいな存在ですまで、1匹だけと油断せず、早めに次のような対策をすることが重要です。

対策 内容
巣材の除去 天井裏にある断熱材や不用品をチェックし、巣材を減らす
侵入経路の遮断 すき間・穴・通気口を金網やパテで封鎖
わなの設置場所を工夫 巣の出入り口近く、通り道に設置して捕獲率を上げる
音・振動による威嚇 巣作り中の静寂を破ることで、ネズミが嫌がる環境をつくる
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